今年も街中のイルミネーションが心を温めてくれる季節になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私ごとですが、先週をもちまして何ヶ月も前から待ちに待っていた10日間の長期休暇が終わってしまいました。(悲しい…)

パートナー長いことなし、社会人2年目の私は、去年に続いて長期休暇に祖父母、母と国内旅行に行ってきました。
ただ、去年とは違った特別な思いがこの旅行にはありました。

今年の7月、猛暑に耐えきれず熱中症になった祖母が入院。
ちょうどその時期に祖父母と宮古島に行く予定で連休を取っていましたが、旅行をキャンセルし、祖母の看病をすることに。

初めて病院に行った時、祖母の変わり様にショックを受けたのを覚えています。
毎日プールに泳ぎに行き、信号が点滅している横断歩道も私を置いて小走りで渡りに行くような80間近のパワフルおばあちゃんですが、ベッドの上にいたのは苦しそうに目をずっと閉じて、一回り体の小さくなった祖母でした。

まともに会話も出来ず、たまに口を開いたかと思えばらそこにいるのが私ではなく関西に住んでいる叔母だと思い、話しかけてくる始末。
一人で立つことも困難で、私が持ち上げてベッド脇の簡易トイレで用を済ませたりしました。

俯き目を瞑りながら、自分の入れ歯を弱々しく洗うその姿にひどく老いを感じ、もう元気なおばあちゃんは見れないのかととても気が沈みました。
家で祖母の帰りを待つ祖父に電話した時には、胸一杯になった感情が溢れ出て、ポロポロと涙が出てきたのを覚えています。

入院して2週間経ち、このまま病院にいてはますます体が弱るということで、無理矢理退院した祖母は、何とかほぼ元の姿になり、今回の国内旅行も企画されました。

皆で普通に過ごすことが何て幸せなのだろうと実感した旅行でした。

今までは、せっかちに動き回る祖母に「みっともないからやめて」と言ったり、何でもかんでもカメラを向けて進まない祖父には「早く行くよ!」と眉間にしわを寄せながら言う冷酷な孫でしたが、今回の旅行は不思議と二人が何をしてもイライラのない心穏やかな旅行でした。

自分を含め、いつ誰に何が起こるか分からない中で、今に感謝しながらその時を大切に生きていくことが大事だということを祖母の熱中症事件で学んだ気がします。

さて、話は長くなりましたが、今年の六本木ヒルズでの本番を祖父母も楽しみにしてくれています。
他のメンバーの大切な方々も同じく1ヶ月後の本番を楽しみにされていることかと思います。

ステージを通して、観客の皆様に日頃の感謝の気持ちが届きますように。
そして、寒い中足を止めて見てくださる全ての方に少しでも温かな演奏で恩返し出来ますように!


A.M