Little Carol
The Christmas Album



リトルキャロル デビューアルバム
「リトルキャロル ザ・クリスマスアルバム」
2006.11.8 Release!!


WRCT-1011 ¥2,000(tax in)


ゴスペルでも聖歌隊でもない 新境地を切り拓く
30人の女声が贈る 今までになりクリスマスアルバム
久石譲作曲・リトルキャロル作詞 「ホワイトナイト」収録


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<収録曲>
1, Carol of the bells
2, We wish you a Merry Christmas
3, クリスマス
4, The Christmas Song〜Chestnuts roasting on an open fire
5, White Christmas
6, Zither Carol
7, Ave Maria
8, God rest ye merry gentlemen
9, Angels we have heard on high〜Hark! The herald angels sing
10, Prayer of St.Francis
11, Deck the Hall
12, ジングル・ベル
13, すばらしいなクリスマス
14, When Christmas comes to town
15, ホワイトナイト


『夢と祈りと決意〜リトル・キャロルのクリスマス』
              増山法恵(児童合唱評論家/作家)

例えば合唱と言えば「男声合唱・女声合唱・児童合唱」と三つの種類が頭に浮かびます(かなりおおまかな分類ですけど)。では児童合唱は?「少年合唱と少女合唱、そして両方が混声した少年少女合唱」…と、すぐに答えることが出来た方は、かなりコアな合唱ファンではないですか?
さて、これからが肝心です。女声合唱の区分けは?「子供たちによる少女合唱と、大人の女性による女声合唱のふたつ」…では、正解ではありません。「11〜12歳の少女達の歌声」と「成熟した大人になった女声」の真ん中あたりに「不思議で魅力的な音域を持つ、いわば“中間部”に位置する女声合唱」が存在するのです。

少年には変声期で音域がガラリと変わる、という現実があります。もちろん少女にも変声期はあるのですが、少年ほどハッキリとした変化がないので、少女の歌声のままゆるやかに成長してゆくように聞こえます。
女性の歌声には、子供の声でもなく大人の声でもない「中性的な透明感を持つと同時に、女性らしい自意識もシッカリと持っている歌声」という不可思議な世界があります。この双方の要素が渾然一体となると、時として清冽なエロティシズムすら沸き上がる、独特の合唱(&ソロ)が生まれます。
私はこの子供の声でもなく、成熟した大人の声でもない『中間部』の女声の歌声が大好きです(ソロももちろん好き)。ちょっと正体の掴めない、言葉の説明では追いつかない摩訶不思議な魅力に満ちているからです。海外にはこうした歌声を持つプロの女声合唱団が幾つもあるのですが、何故か日本は少ないですね。『リトル・キャロル』が「かっこいい!」と思ったのは、歌っているメンバーたちが、皆ちゃんと「独自の声質で勝負している」と自覚している点です。

『リトル・キャロルのクリスマス・アルバム』を初めて耳にしたとき、思わず「これは面白い」と膝を打ってしまいました。聴く前は、よくあるクリスマス・アルバムだろう、と軽く考えていたものですから。誰もが聴き慣れた賛美歌やキャロルが優しく流れてきて、クリスマスのホーム・パーティーで聞けばグッとムードが盛り上がる…というような。
『リトル・キャロルのクリスマス・アルバム』は、そう甘くありませんでした。まず曲目に驚きました。「Carol of the bells」という、どちらかといえばマイナーな曲に始まり、定番曲あり、日本の曲あり、最後はオリジナル曲で終結しています。変わった構成です。
思わず「選曲に特別なコンセプトはあるの?」と尋ねてみました。答えは「十年間ずっと歌ってきた中で、好きな曲を選びました」…選曲スタイルはいたって素直でした。それでも「日本語の歌は入れたかった」「今まで音源化されていない曲を入れたかった」と次々と発言が続き、最終的には「クリスマス気分に浸ってもらいたいけれど、それだけでなく“気分”を越えて、聴く人の心にもっと何かが広がるように願っている」のだそうです。…ということはクリスマス・ケーキを食べながらバックミュージック的に流すのではなく、ちゃんとアルバムと向き合って「聴いた者が何かを感じ、そこから受け止めたものを 広げていく」ことを「リトル・キャロル」は願いながら、この一枚を創った訳です。

アルバムからは、自分たちで選曲し、歌い、悩み、やっと完成させた、という達成感と同時に、彼らの自主性と確固とした音楽的な自己主張がひしひしと伝わってきました。大人の指導者の指示のままに歌う児童合唱とは、明らかに違う点ですね。「リトル・キャロル」はまだ成長過程ではありますが、歌うことを通じて他者に伝えたいものはシッカリと持っています。
『リトル・キャロルのクリスマス・アルバム』と、真正面からジックリ対峙しながら聴いてほしい、などとは言いません。お友達や家族と語らいながらでも、ひとりでゴロンと寝ころびながらでも、気ままに聴いて下さい。でも歌の中に「アレ?」と気になるところがあったら、ぜひもう一度聴きなおして、彼らが伝えたいことにちょっと真剣に耳を傾けてみて下さい。
彼らの100%を越えそうなほど頑張っている情熱と「さらに上に行きたい!」という大きな夢に触れたとき、こちらの胸にもポッとキャンドルの灯のような夢が伝わってきて、勇気や元気をくれると思います。